田んぼの土
この辺りの地域では、田んぼを二つの時期に分けて耕作します。表作(6月~10月)では、主に稲作。減反する圃場は、大豆を栽培します。裏作(11月~5月)では、玉ねぎや麦の作付けが多いようです。最近は、キャベツ・レタス・ブロッコリーの栽培も増えてきました。我が家は、表は稲作、裏は玉ねぎ・麦を作付けしてきました。
稲作の時の田んぼは、水を張るため水漏れがしないように、しっかりと代掻きをしながら、畦の近くの土を固めていきます。ところが、裏作の野菜や麦の栽培では、排水がとても大切なポイント。水はけが悪いと、根腐れを起こしたり、病気が入りやすくなったりするなど、生育に影響してきます。
そんな田んぼの土を、どのように改良するか、とても大切なことです。写真は、水はけを良くするための『弾丸』という機械を使って、土の中に排水路を造る作業をしていた時の土の塊ですが、そういう作業と共に、有機の素材をどれだけ効果的に田んぼに投入するかが、とても大切だと考えています。
ふかふかの弾力と、香しい土の薫り。そういう田んぼを目指して、数年がかりでいろいろと模索をしている段階です。